生産技術者サラリーマンの日々

社畜サラリーマンが生産技術やお金の悩みを徒然と書くブログです。私の備忘録が共有できるとうれしいです

【三菱FX3G+16ccl-m】CC-LINKでIAI RCONを制御する

プログラム

簡単な装置であれば、IOやプログラムステップ数も少ないため、今回余っている三菱FXシーケンサを使って、IAI RCONをCC-LINKで制御するシステムを構築しました。

目次

1. 三菱シーケンサ (PLC)

三菱シーケンサ(PLC)には、大きく2つの種類があると思っています。ひとつは、Qシリーズのように電源、CPU、入出力、インテリジェントユニットなど必要な機能によって、入れ替えが可能で、メモリ容量も多く、比較的大きな設備を作る場合は、Qシリーズを選定します。
 今回は、I/Oも合計30点程度と規模の小さい設備にQシリーズはもったいないってことで、そういうときには、FXシリーズを選定するようにしています。

2. FXシリーズ

FXシリーズは、電源、CPU、I/Oが一体となったシーケンサでこれ1つで簡単に装置の制御ができます。FXシリーズにも細かく仕様がことなりますが、高速カウンタやEEPROMメモリを内蔵、バッテリレスでメンテナンスフリーといった十分な仕様です。自分的には、コスパと用途からFX3Gシリーズが好みです。

EEPROMメモリ:シーケンサ電源を切っても、デバイスデータを保持することのできるメモリです。FX3Gだと、M384~M1535の152点、D128~D1099の972点が固定値で設定されています。

www.mitsubishielectric.co.jp

3. IAI RCON

装置アクチュエータにはエアシリンダー以外に、電動シリンダーにて位置決めで治具の位置を動的に変更する仕様を考えています。今までは、PCONやSCONを使っていたのですが、選定したアクチュエータはRCONを使うようで、このような商品があることを知りませんでした。

RCONの特徴として、1台のコントローラで最大2台制御できるという点で、2台以上制御する場合におすすめのようです。また、幅ば22mmとかなり小さく今までのユーザーからすると驚きました。
また、簡単に増設できるところが新しいです。今までは追加で1台1台買って配線していたので、素晴らしい仕様です。

www.iai-robot.co.jp

ただ、入力電圧はDC24V仕様です。今回4台接続させるため電流は15A近く必要となります。(100~200V仕様だとうれしいのですが)
てなことで、仕方なく、IAIのパワーサプライPSA-24Lを2台購入して並列で結線しています。

https://www.iai-robot.co.jp/download/catalog/pdf/CHIRASHI/CHIRASHI_PSA-24(20200508-01).pdf

4. システム構成

手元にあったFX3GでRCONとCCLINKにて通信し、電動シリンダを制御するものです。FX3GのI/Oが足りなかったので、リモートI/Oを追加して入出力接点を追加しました。
システム

https://blog.hatena.ne.jp/inusan0424/inusan0424.hatenablog.com/config/design/detail